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木から落ちたリンゴは元には戻らない

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スマホの未来と国内市場におけるiPhone7の猛威とAndroid機の筐の狭さ

iPhoneはいつだって洗練されたスマートフォンだ。

オシャレなUIデザインで、安心して使えるし、海外メーカーにしてはユーザーフレンドリーだ。

 

ただ、世界のシェアを見たらどうだろう。低価格なAndroidスマホが売れている。

それどころか先進国でも安いスマホが売れているのだ。iPhoneはユーザーの求めるもの以上に高いがために年々売上は落ちている。

この傾向は韓国企業に勝てない日本のテレビ事業と似ている。ココ最近までは技術力がない他国のテレビより、よくできた日本のシャープや東芝、ソニー、パナソニックのテレビは世界でも大きく幅を利かせていた。

しかし、韓国LGやSAMSUNGはそれらをコストダウンすることが出来た。しかも、パッと見は素人じゃ違いはわからない。充分にテレビとして使えるわけだ。

 

このことから「求めるレベルものが手に入るなら価格が安い方がいい」

と言い切れるのではないかと思ってしまう。いくら発色を有機ELにしようと、指紋認証だのメモリをたくさん積もうとも、要らないと思えば要らないのだ。

 

売れる→メディアや周囲の持っている人間が広告→ブランドの形成 

という式が容易に成り立つ。海外ではそれがGALAXYであり国内でいうとiPhoneである。

 

 

そういうこと

 

ちなみに遅ばせながら私も店頭で触ってみた、iPhoneに関しては浦島太郎なので(ここ3年Androidで触ってもいなかった)

写真でもそうだが、実物を見て思ったのは「丸い!!」ってこと、私の知ってるiPhoneはもっとカクカクしてるイメージだが、ベゼルも湾曲しておりGALAXYを連想させる丸みを帯びたデザイン。

ジェットブラックの7plusだったのだが相変わらず画面と全面の隔たりが分からず「黒い1枚の板」と洗練された美しさがあった。物理ボタンも最低限でここも変わらない。

 

久々にiOSを弄ったがやはり凄い。吸い付くようなUIとサクサクヌルヌルに見えるアニメーション。恐らくスペックも単純に高いのだろうがソフトウェアとの親和性が快適さを助長しているようにも思える。

Appleはソフトウェアを作るのが上手な会社だと改めて認識させられた。デュアルレンズも凄まじいズーム力、これは一度店頭で触ってみてほしい。ただインカメが広角じゃないのはどうだろう。日本市場を意識したカメラを作るならインカメラ>アウトカメラだろう

 

とはいえホームボタンも言われてるほど触り心地悪くないし、満足のいくスマホだった。

 

 

次世代のスマホ

では未来の話をしよう。漠然とした話になりそうだが、私はこの未来がそう遠くないと確信している。

ソニーがイヤホン型・カメラ型・プロジェクター型・ロボット型のXperiaシリーズスマート端末を一挙に発表 - GIGAZINE

 

この話の発端はこのリンクに詰まっている。

SONYのXPERIA周辺機器だが、ここには面白いものが並んでいる。
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投影面をタッチできるプロジェクター、何気なく発表されているがこれをスマホに埋め込めば面白いことが起こせる。

 

投影型キーボード
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既に周辺機器が出回っているがあまり話題にならない「投影型キーボード」だ。これをスマホに埋め込んでしまえば、簡単なメッセージ等はスマホのポップアップキーボードで済ませ、ビジネスやブログなどでの長文の入力の際は画面を横にして投影するだけで、画面を広々と使える上にタイプミスも減って、実にストレスフリーである。

机さえあればどこでもできちゃうので、スマホを立てることさえできれば問題がない。

課題点を挙げるなら手の影ができることと電池消耗の問題があるが一体化したキーボードは大きなウリになるだろう。

 

 

デュアルレンズカメラ


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 iPhone7でも搭載されたデュアルレンズカメラ、実は既にHUAWEIなどが搭載しているがそんなことを知ってiPhone7を買うユーザーは少ない。そして、買ってこういうだろう

「デュアルレンズがあるなんて、iPhoneはなんて凄いんだ!!」とね

指紋認証でのロック解除も富士通のスマホが真っ先に導入したのに、見向きもされず、iPhoneが付けた途端に大騒ぎですからね…皮肉なものです

 

デュアルレンズカメラは素晴らしいものがあります。素人でも満足のいく写真がパシャパシャ取れますし、人間の目と同じく2つのカメラ(目)で距離感もつかめますから、まるで絞り込んだようなピンボケを使えます。

iPhone7PLUSやHUAWEIが店頭に並んでいるのを見たら、試しに手のひらでも撮ってみましょう。その違いは明瞭です。

 これからはデュアルレンズカメラが主流となっていくでしょう。iPhone7plusだけにしか付けなかったのはよくわかりませんが…

 

 

モーションカメラ

デュアルレンズで思いつくのはインカメラもそうです、指との距離感を掴めればもっと早く、もっと直感的に次にやりたいことができるでしょう。

濡れた手や手袋をしていても、画面に触れなくても操作ができたら素敵ですよね。
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画面を押す強さを活かしたのがiPhoneの3Dタッチですが、その操作感はイマイチ最初は皆四苦八苦したことでしょう。

しかし、画面の前にセンサーを付けてあげればいつもの操作が新しくなります。

 

例えば、電源キーを押すだけだと画面に時計だけ表示されて、時間を確認することができる。

指を近づけると、ロック画面は時計がなく広々と写真を表示、触れなくても四方向にスライドすればカメラや電話、マップを表示できるし、触れればPINコードの入力が出来たり…

その他にも、指の距離感で操作の幅を広げることができたりするので、もう画面を何度もポチポチする必要はありません。

しかし、カメラ以上に精密性が求められます。指の距離感をそう簡単に察知しにくいでしょう。

 

 

独自のOSと既存のOSとで互換性を齎す

AndroidとIOSがスマホのOSでは主流であり、右に出るものはいません。

IOSは自社製のハードウェアにソフトウェアなので、バッテリーセーフの魔法がかかってます。

なので少ないバッテリー容量でもたっぷり持ちます、それを無理やり大きくしているのがAndroidです。

 

そこで、GooglePlayは使えるし今までのアプリを買ったままにしておけるけど、別OSで起動。なんてことができるかもしれません。例えばAndroid製のアプリを起動すればAndroidが起動して、自社製で最適化されたアプリがあれば、最適化されたOSで起動します。

これにより、ハードウェアとソフトウェアの親和性を高め、今まで以上に電池持が良くなります。

とはいえ、最近のAndroidは昔に比べて電池消費速度も良くなっていますし、SONYはスタミナモードという独自の技術で消耗を減らしています。無理やりセーフするのではなく、最適化された使い分け。意外と盲点なのかも知れません。

 
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スマホは近年の素晴らしいハードウェアの中でもっとも新しく成功したものでしょう。

原点であり完成されたシステムを生み出したiPhoneはすごいものがあります。

グラス型、腕時計型、などなど形を変えて進化するかもしれませんが、まだまだそれは遠い先の話。

 

今回紹介したものは技術的に不可能とは言い難いものを紹介しましたがあくまでも私の中での近未来であり、本当に実現するかはわかりません。

ただスペック的にもデザイン的にも飽和しているのは、現在の市場を見れば明白…ここに一石投じる会社は表れるのでしょうか