JukeboX

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木から落ちたリンゴは元には戻らない

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今日私はNitendoSwtichがこのままだと失敗すると断言できた。

 

www.nintendo.co.jp

 

 

任天堂スイッチの再販が開始され、賑わいを見せる次世代ハードスイッチ。

驚きの価格と携帯機+据え置き機の集大成ともいえるその構造は大方予想通りともいう人もいれば、度肝を抜かれたひともいることだろう。

先日の発表はソフト以外特に各しっだまのような発表もなく、ハードについては去年公開された情報の詳細を公開するだけに留まり、まだまだある隠し要素のようなものはなさそうだ。しいて言うならHD振動とJoyコンがでしたっていうくらい。

 

ちがう…そうじゃないんだ…そう思った人もいたでしょう。確かにHD振動はすごいらしいですが、それで革新的なゲームが生まれるのか? いままでとは違った切り口のゲームや新鮮さあ得られるか? と聞かれたらNOなんです。

それはすなわちコントローラーがひんやりします。とか 言われてもゲームが格段に楽しくなったり操作しやすくならないのと同じ理由なわけでありまして…

 

 

どうしてスイッチはズッコケるのか
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 簡単な理由です。

 

任天堂は何もわかっていないから

 

だいたいそのハードのメーカーが出すソフトはそのハードを作ったからこそ、機能を存分に活かしたソフトを作ります。いわばハードの可能性を示す指針となるわけです。

Vitaでいえばグラビティデイズ、WiiでいえばWiiスポーツ、WIIUでいえばスプラトゥーンです。

 

スイッチはこちら

 

 

 

これは今日公開されたのだが、これは決して本体同梱ではない。ソフト単体で発売するようだ。これを見て感じたのは新鮮さはあるということだ。

いままでにない遊び方を提供しているし、Wiiを最初振り回しているのを見て大丈夫か?と思ったが数年後には世界中でみんなが棒を振り回して笑っていた。

 

決して皮肉などではなく、目新しさを上記の三つの動画から感じることは出来るだろう。

 

 

だが欠点は違う。

 

どこのターゲットに打った球か分からない

 

ということ。

 

一人暮らしのリアルで遊ぶ相手がいない人間がこのゲーム買うだろうか? いや買うならそれは罰ゲームかなにかだろう。

 

ipodtouchでYouTubeに夢中の保育園児や小学生がこれを見て、買いたいと思うだろうか?

いや、彼らの心はYoutuberに掴まれている。3000円あったらもっとガチャガチャを引けるという発想の方が近いだろう。

 

接待用にこれのソフトを買おうと思うだろうか? 流石に親戚や父母とゲーム内の赤ちゃんをあやしたり、モデルウォークするのはシラフでは厳しいものがあります。

 

ようはどこの層にぶつけているのかわかりません。

 
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というかそもそもこの3Dカメラのような仕組みをくっつけたのもKinectを見れば分かる通り、革新性はあるものの多くの人を惹き付けるまでは至らないことを知っていた上での1手と考えると愚策…

 

 

 

 

ですが任天堂の目的は「去ってしまったユーザーを回帰させる」ことにあります。

 

去ってしまったユーザーというのはWiiやDS期にいたライトのライトなユーザーのことです。ある人は大人のDSトレーニングの為に買った人、ある人はマリオカートDSでオンライン対戦をするために買った人、ある人はポケモンDP、ドラクエIX… 

そういった彼らはどこに行ったのか? 任天堂が魅力的なタイトルを作れなくなったわけでも、ハードスペックが低いとかからではないです。単純にスマホに引っ越したからです。

 

 

それを任天堂は知っていますし、引き戻す攻撃を仕掛けています。

その魁としてマリオランではわざわざ戦地に赴き迫撃砲を放ったわけです。

しかし、1200円という価格帯はもう彼らにとって高い値段であり、肝心のゲームもよくあるゲームがマリオになっただけのように見えてしまうのです。

引き合いに出すのは変かも知れませんが、GTAのアプリ版は作品によりますが500円で買えてしまいます。実にスマホユーザーも手が出しやすく、内容もPS2で遊べた全てが遊べるわけですから安心感とボリュームがあります。

この意味を掴めていない任天堂は新作を高値で販売してしまったのかも知れません。

とはいえ、逃げ腰に移植でスマホ業界に初陣するより独自操作に合った新作い用意するのは任天堂らしくて好きですがね。

 

 

 

未練がましく生きるな任天堂よ
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前の記事でも言いましたが、今の任天堂は元カノが頭から離れないナヨナヨした男のようです。ライトユーザーをゲーム機に復活させる術はほぼないに等しいです。

もし、それだけのことが出来る人間があの会社にいるのならば、既にその人はWIIUの頃に手を打ち、何かしらを起こしているでしょう。

 

パソコンが一般的でない頃にでたゲーム機が、パソコンが普及したwindows98の頃でも生きていました。

なぜか?

パソコンのゲーム市場は小さく、できてもプレイステーションのようなゲームができるパソコンは少ないからです。次第に距離は追いつき抜かれても携帯ゲーム機や価格帯では負けていないから今もゲーム機は生きています。

 

しかしスマホはどうでしょう。スペックこそゲーム機には劣るものの安く(ipodtouch)、軽く、持ち歩けるし、色んなことが出来ます。

Youtubeなんてお金を一切払わなくても暇な時間を潰せます。

任天堂のゲーム機、そして携帯ゲーム機で遊んでいたユーザーのほとんどはスマホに移りました。スマホは時代を映す一つの鏡です。

たまごっちからポケモン、ポケモンからモンハン、モンハンからモンストに変わってるだけです。

時代を受け入れてください。そして新しい売り方をしてください。と言わざるを得ません。

 

SONYはVita発売当初(子供はPSP,Vitaは大人向け)と謳っていましたが、今では小学生に支えられるハードとなっています。CMも子供登場率が高く、まるでそんな発言しなかったのように今日も売られています。

さらに、3G回線をドコモを使い携帯機に組み込んだわけですが、先日販売終了しました。

これで発売当初の3Gと有機ELという2つのウリを自ら消したわけです。

 

 

この一貫性のなさを任天堂にも持ってほしい。

 

SONY「スマホじゃ物足りない大人達へのゲーム機さ.*・゚ 」

世間大人「ふーん…ゲームする時間ないし知ってるタイトルもないや」

SONY「えぇ…折角3G回線とか繋いだのに…」

小学生「マイクラあるじゃん!!」

女「乙ゲー多いやん!!」

SONY「え…? 買うの…? じ、じゃあ安くしよっ」

SONY「あれ? 3G要らないなこの人達、液晶も別に普通のでいいや」

 

というマーケティングを任天堂はしてるんでしょうか?

価格帯や発表された情報、この動画を見て私は、形や値段設計こそWIIUから変わったものの根本的な球を撃つ方向が同じのような気がしてなりません。

 

リビングを30年以上彩ってきたからこその意地があるのかもしれませんが、スマホで生きるのか、SONYやMicrosoftとPCゲーとのスペック競走で生きるのか、全く知らない新しい場所を見つけて生きるのか。

 

 

 

 

 

今、任天堂は過去最大の岐路に立たされているのかも知れません。