『LAST OF US 2』が発表されたけどやっぱりPS4で発売して欲しくない理由 ※追記あり
アンチャーテッドシリーズ終了
Nolan North氏がIGNのインタビューでアンチャーテッド4でネイトの話は完結する。と述べ、続編は出ないことを示唆した。次からは新作を作るとのこと、彼らがどんなものを作るかは未知数。過去にはレースゲームも作っていたので、ジャンルもアンチャーテッドのようなアクションとは限らないわけだ。
チラつくTheLastofUs2の存在
Metrocon2015でノーティドッグとの将来のプロジェクトについて質問されたNolan North氏は
「今のところは最後の仕事(アンチャーテッド4が)。ラストオブアス2を開発していることは知っているけど、
ラストオブアスでの私のキャラクターは早く死んじゃったよ」
ノーティドッグは我々に自分自身のことであるかのようにリアルに感じられるような、曖昧なゲームのエンディングを選択した。そうすることで見事にジョエルの(確実にゲームの物語の中心だった)キャラクターを円環させたのだ。生から死、そして再び生へという完全な円環を、取り返しの付かない代償と共に描き出したのだ。
私はこれらに付随するような、または補足するような続編は望まない。このゲームが目指し(我々に)問いかけてきたものは、ノーティドッグが誇るべきものであり、ゲーム業界が通常抱くような(続編への)願望や、我々の多くが望む続編やスペシャル・リミテッド・エディションのような、続きを期待させるような英雄的な結論からは、手の届かない所に留めておくべきものなのだ。
…あまりにも的を射ているので引用させてもらいました。
そう、ラスアスをプレイした方なら分かるが、オッサンと少女の物語は唐突に終わる。赤の他人に始まり、一年かけてパンデミックの蔓延した世界で2人はどうしていくか。人間らしさととても顕微に描かれており、2人の距離感なども描かれている。
唐突に終わる…と書いたが、一応最初に語られるある目的は果たす、その後日談的な所で終わる。よって見る人が見れば「この終わり方は続編だなー」と思っちゃうかも知れませんが、重要な意味が込められている上に私はなかなかセンスのある終わらせ方だと思いました。
ネタバレ
ジョエルがエリーを使って抗体を作る予定だったが、エリーの生命を優先し、抗体を作ることをやめて、ファイアフライのリーダーまでも殺してしまう。だが彼は最後にエリーに抗体なら他にもいた嘘をつく、この後のエリーの顔がまた素晴らしい。嘘を理解した?ように見えた。だがそのウソを知ってでも自分を守ったジョエルについていきエンディング。
なんか実はエリーは噛まれた後ゆっくりと感染が進んでた。とか言ってる人いますけど、そういった語られなかった部分の考察もまた一つの面白い所なんですね。(日本企業の出した某隠密アクションも不完全感が否めないが近い終わり方)
続編というナンバリングをつける理由として
①単純に繋がっている、後日談もしくは過去編としてなんらかの共通点がある。(バイオハザードやFalloutなど)
②続き物でナンバリング通してやんないと何がなんだかわけわかめ(キングダムハーツやMGSなど)
③ナンバリングでほんのりと共通なものがあったりする。基本はナンバリングが重なれば人気シリーズとして売上も伸びやすい(DQやFFなど)
半分でデメリットもあります
①比較されやすい。時岡やFF7、DQ3のようにナンバリングの中でもその時代背景もあってか人気作品が出ると、新作が出る度に比較されがち。
②マンネリ化、全く新しいシステムを入れてしまうとナンバリングとしての一体感が崩れてしまうので、いい感じに変えていかないといけない。
③ブランドの低下、ナンバリングが増えると即ちシリーズのファンも増える。その為にクオリティや終わらせ方にはそれ相応の期待がかかるわけだ。自ら作品全体のイメージを下げかねない。
つまり言いたいこと、「あの2人の話の続編はいらねぇ」ってことですぁ。
我々は世界観をさらに掘り下げることができるのかアイディアの考察と決定プロセスを始めたばかりです。最終的な結果が保証されているわけではありませんってノーティーも言ってるし、続編を作るならあの世界を舞台にほかの人物のストーリーを描きたがっているように伺える。
その話の途中にさっき貼った成長したエリーとかが出てきたら面白そうですね。ラスアスはどんどんシリーズ化して欲しいですね。
アンチャーテッドはダイ・ハードやインディージョーンズのようなアクションを楽しみ、常にハラハラドキドキ映画ですが、ラスアスはライフイズビューティフルやクラッシュのようなヒューマンドラマ映画を問うてるんですな。
いずれにせよ、ノーティーのゲームをもっともっと多くの人に遊んでもらいたい。日本ではアンティルドーンとどっちが売れたのかな?
【追記】
先日公開されたトレーラーとともに、今の感想を述べていきます。
まず、予想通り続編が存在したこと。まぁあれだけの評価を得て、作りこまれた世界観と設定があって状態、さらにはアンチャーテッドはもう作らないとなると完全新作かラストオブアス作るかの二択になるわけですので、そこは大して驚きではありません。
そして上述した画像のようにアコギを持つエリーと床に転がる死体、ファイアフライの旗があるところも時間は経てどこの世界は相変わらず殺伐とした世界なのでしょう。
エリーの傷は進行しているのか、成長してただ傷が伸びたがけなのか…彼女は弾きながらも頭から血を流しています…そこに現れた大男、彼の名は言わずもがな「ジョエル」です。気づくとそこは「ラストオブアス」でのタイトル画面にも似た揺れる白いカーテンと小汚い部屋だとわかります。←これに気づいた人すごい!!
…ということでタイトルは「パート2」と釘打たれており、「2」であはありませんでした。それはおそらく彼らの物語の2番目ということを意味するのでしょう。このゲームの焦点は感染した世界の行く末でもホラー要素や映画的アクションでもないのです。中年のおっさんと少女(まぁもう成長してるけど)の話です。とノーティーが言い放ったようなものでしょう。
それならば私の望んでいなかった結末となります。ですが、発表された以上仕方ありません。むしろ続編を出さないつもりでいたが、想像を超えるエンディングを用意できたというノーティーを信じ「続編出してよかったな」と言えるものにしてほしいです。
そして繰り返しになりますが前作は決して尻切れトンボではなかったことだけは伝えておきます。
悲しそうな彼女の眼…その先には何が見えるのだろうか
今作は彼女が主人公ということでジョエルから自立するのかな?とも思ったり
テーマは「憎しみ」
どのみち彼らには明るい世界は待っていません。続きを書けば書くほど苦しくなっていくのは目に見えています。 さてどんなストーリーになるのでしょうか