JukeboX

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木から落ちたリンゴは元には戻らない

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今春モデルとなるXperia XZ premiumが、冗談抜きで過去最高にカッコイイ

 

 

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スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2017」でソニーモバイルが四種類の新型スマートフォンを発表した。

個人的には年一サイクルにしろとあれだけ言われているのに、ソニーはスパンを短くしないのでいかがなものか…と思ってしまう。

悪い話からすると、友人が去年秋発表の「Xperia XZ」がフラグシップモデルだと思い買ったわけだが、半年後にはマイナーチェンジを出してくるとは思わなかったそうだ。

これにはさすがの友人もガッカリしており、春は途上国向けのミドルクラスの発表だと思っていたと話していた。

これはあまりにもユーザーへ不親切だと思ってしまう。ゲームソフトでよくある完全版商法みたいなものだ。あらかじめ春はマイナーチェンジ、秋はフラグシップです。と言い切ってほしいのが消費者目線からの意見だ。

 

 

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スーパースローモーション機能…とはいえこの機能はどこに向けてなのかはわからない…日常でこの機能を使うというより技術的になアピールと私は思う。

 

さぁ話をもどそう、パッと見のデザインはXZの系譜を受け継ぐ四種類、側面部は丸みを帯びて持ちやすく、金属のソリッドなシルエット、カラーが背面から全面まで統一されているのがXシリーズの特徴だ。

 

Premiumは4Kだよ4K!!

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PremiumといえばZシリーズの最後となるZ5でも登場したモデル。4Kの画面という一見有り余るほどの画質を載せたいかにもソニーらしい製品だった。

というのは実際人間の肉眼で荒のない画面を見るにはフルHDでも事足りるわけだが、そこをあえて4K画質にしちゃうところが、私のような人はそそられるのだ。

 

 

しかも今回はHDR対応

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ようは画面全体のメリハリがつくということだ。これはブラビアのノウハウを持つソニーの得意分野、会場で実機を触った人は「相当な違いがあった」と話している。

 

さらにはXPERIAお馴染みのハイレゾ音質ももちろんこと楽しめる。

 

カメラはCMOSセンサー改良し、夜景がさらに強くなった模様、一応スマホ史上最高だったPixelと並んだか超えたかくらいの美しさにはなっていると考えられる。

シャッターを切るタイミングが遅い場合でも数秒間だけ遡り、シャッターボタンを押す前に撮影した 4 枚の写真からタイミングの合った一枚を選択できる「Motion Eye カメラ」。

素数こそ下がるものの、カタログスペックの数値で誤魔化そうとしていないところが好感を持てる。

 

なんといっても…

 

デザインがいい

 

 

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うーん……たまらない…

 

XZかさらにもうひと押しデザインにお金をかけたのが伝わる。すべて鏡面のような高光沢のクロムカラーと深い深海のような角度を変えると青にも見えるブラックの二種類を用意している。

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やっぱり売り方に問題はあると思う。店頭入ってiphoneの横にこうやって展示しておけば、ある程度揺れ動く人はいると思うんだけなぁ…

 

私が懸念していた全面も鏡面にすることによって常に顔が映るのかどうかが心配…

ただ動画を見た印象だとそれはなさそう…?

Premiumはハイレゾ、4K、HDR、Android7.0などなど最近のトレンドワードを載せた魅力あるスマホになっています。国内での価格や取り扱うキャリアなどはまだ明かされていませんが、一刻も早い続報が待たれます。

 

とにかく4KやHDRを魅力に感じる人ははもちろん、映画鑑賞をよくスマホでする人や、デザインに惹かれる人はチェックしてみてほしいです。

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドもうじき発売なのになんで盛り上がってねぇんだチクショー


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私の大好きなゲームシリーズの一つである「ゼルダの伝説」最新作がもう時期発売する。

IGNJAPANがYoutubeで盛り上がっているとおり、海外では熱烈なファンも多い当シリーズで、今作もメタスコ(海外レビューの総評価)90点以上は確実と思われる。

 

私はゼルダは据え置きでの最新作こそ、ナンバリング的ポジションと考えている。

ゼルダはサブタイトルのみでナンバリング方式を取っていないが故に、携帯機も据え置きも一つの作品でまとまっているわけだ。もちろん携帯機での新作も新しい操作感や新要素を盛り込むが、「これは新しい」と感じさせるのはやはり据え置きのような気がする。

 

このトレーラーを見たか

 

ハッキリ言ってこのPVを見てワクワクしない人はいないだろう。

 

どこまでも広がるアニメのような風景、熱い音楽、お馴染みのキャラクター、ベタだが盛り上がる台詞などなどありとあらゆる要素が詰め込まれた素敵なPVだ。任天堂の作ったPVで一番良かったと思う。

ネット上でも既に反響を呼んでいて、「神ゲー確定」と騒いでいる。だがFF15のように発売してから賛否両論ともなりかねない…

ネットの情報は鵜呑みにはできないが、少なくともこのPVでワクワクしたなら発売日に是非遊んでほしい。

かつて僕はこんなに盛り上がる任天堂のPVを見たことがない、そういう意味ではPV作りが上手になったのかもしれない。

 

そういう意味ではこのトレーラーをそのままもっと店頭で流したり、CMにしたりして欲しいところ。

 

 

国内じゃ売れないゼルダ

Wikipediaによるとシリーズ累計4,724万本を世界で売り出している化け物ソフトだ。

 

そこで国内売上を見てみよう

 

ゼルダの伝説 169万本
リンクの冒険 161万本
ゼルダの伝説1 169万本
神々のトライフォース 116万本
時のオカリナ  115万本
ムジュラの仮面 60万本
風のタクト   74万本

トワイライトプリンセス        60万本
スカイウォードソード  34万本
神々のトライフォース2 41万本

 

 

(´º∀º`)? となった。こうして並んだのを見たのは初めてだが、一気に世界に知名度を広げたトライフォースや時のオカリナもそこそこしか売れていない。

シリーズ累計販売本数を支えているのは日本市場ではないことがお分かりいただけるだろう。

 

 なぜだ?

 

理由は簡単だ日本のゲーム業界はどんなブームが来ても子供によって売上が大きく左右されるのは言うまでもない。モンハン、FF、DQ、マリオ、ポケモンなど小中学生でも遊ぶようなソフトが殆ど国内ではミリオン以上売り上げるわけだ。

それと情報やデータの「共有」と仲間内での「対戦or協力」も要だったりするわけだ。日本は子供に買うのもあってか安い携帯ゲーム機が飛ぶように売れる。するとゼルダの伝説のゲーム性と上記の2つとはあまりマッチしない。

さらにゼルダの伝説はかなり重厚なストーリーの展開されるオフラインRPG、子供にとってはスマブラで出てくる緑の服の男程度にしか思ってないんだろう(投げやり)

 

 そんなこんなでFF15より国内で売れるかどうか不安なわけだが、今作を期に買ってもらえると嬉しい。

なぜなら今作は結構任天堂が本気で作ってるからだ。それを言うといつも本気じゃないのか?と思われてしまうが、いつもが100だとしたら今作は150くらい頑張っている。

 

これは昨今の経営不振と関係するだろうが、スイッチとの併売もあり延期に延期を重ね用意したという背景もあるだろう。

そのスイッチを買う人はあの「1,2,スイッチ」とかじゃなくて、このゼルダの伝説を手に取って欲しい。

 

たしかに元々WIIU用に作られているので、スイッチの新要素やハードとの相性も微妙だろうが、それでもゲームとして遊んでほしい。

スカイウォードソードはハードの相性を甘味してWiiリモコンに縛られすぎた結果、絶望的な操作性になってしまった。確かに毎度前作のいい点を残しつつそれを超えて新しくなっていくのがゼルダシリーズだが、プレイヤーが任天堂に求めているのは何か、ということを考えて欲しい。

そういう意味では今作はタイトルにも重なるが野心的なタイトルともとれる。近年の海外ゲームを真似したとはプライドの高い任天堂は口にしないが、明らかにいい面を吸収し活かしている(ジャストコーズやminecraftに結構影響されてるのかな?とか思ってみたり)

 

 

ど発売が楽しみでしょうがない

これでおそらくトレーラーは最後でしょう。

任天堂は紹介用ムービーのようなものしか作れないかと思っていたら、こんなにも映画のようなPVを作れるのですね!!

 

プレイ映像も街や村、ストーリーに関わるダンジョンなどはほぼ公開されていませんし、未知数な部分もありますが、今作はなかなか過去のゼルダから見ても魅力的です。

 

ぜひぜひ予約していない方は予約を!!

 

今日私はNitendoSwtichがこのままだと失敗すると断言できた。

 

www.nintendo.co.jp

 

 

任天堂スイッチの再販が開始され、賑わいを見せる次世代ハードスイッチ。

驚きの価格と携帯機+据え置き機の集大成ともいえるその構造は大方予想通りともいう人もいれば、度肝を抜かれたひともいることだろう。

先日の発表はソフト以外特に各しっだまのような発表もなく、ハードについては去年公開された情報の詳細を公開するだけに留まり、まだまだある隠し要素のようなものはなさそうだ。しいて言うならHD振動とJoyコンがでしたっていうくらい。

 

ちがう…そうじゃないんだ…そう思った人もいたでしょう。確かにHD振動はすごいらしいですが、それで革新的なゲームが生まれるのか? いままでとは違った切り口のゲームや新鮮さあ得られるか? と聞かれたらNOなんです。

それはすなわちコントローラーがひんやりします。とか 言われてもゲームが格段に楽しくなったり操作しやすくならないのと同じ理由なわけでありまして…

 

 

どうしてスイッチはズッコケるのか
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 簡単な理由です。

 

任天堂は何もわかっていないから

 

だいたいそのハードのメーカーが出すソフトはそのハードを作ったからこそ、機能を存分に活かしたソフトを作ります。いわばハードの可能性を示す指針となるわけです。

Vitaでいえばグラビティデイズ、WiiでいえばWiiスポーツ、WIIUでいえばスプラトゥーンです。

 

スイッチはこちら

 

 

 

これは今日公開されたのだが、これは決して本体同梱ではない。ソフト単体で発売するようだ。これを見て感じたのは新鮮さはあるということだ。

いままでにない遊び方を提供しているし、Wiiを最初振り回しているのを見て大丈夫か?と思ったが数年後には世界中でみんなが棒を振り回して笑っていた。

 

決して皮肉などではなく、目新しさを上記の三つの動画から感じることは出来るだろう。

 

 

だが欠点は違う。

 

どこのターゲットに打った球か分からない

 

ということ。

 

一人暮らしのリアルで遊ぶ相手がいない人間がこのゲーム買うだろうか? いや買うならそれは罰ゲームかなにかだろう。

 

ipodtouchでYouTubeに夢中の保育園児や小学生がこれを見て、買いたいと思うだろうか?

いや、彼らの心はYoutuberに掴まれている。3000円あったらもっとガチャガチャを引けるという発想の方が近いだろう。

 

接待用にこれのソフトを買おうと思うだろうか? 流石に親戚や父母とゲーム内の赤ちゃんをあやしたり、モデルウォークするのはシラフでは厳しいものがあります。

 

ようはどこの層にぶつけているのかわかりません。

 
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というかそもそもこの3Dカメラのような仕組みをくっつけたのもKinectを見れば分かる通り、革新性はあるものの多くの人を惹き付けるまでは至らないことを知っていた上での1手と考えると愚策…

 

 

 

 

ですが任天堂の目的は「去ってしまったユーザーを回帰させる」ことにあります。

 

去ってしまったユーザーというのはWiiやDS期にいたライトのライトなユーザーのことです。ある人は大人のDSトレーニングの為に買った人、ある人はマリオカートDSでオンライン対戦をするために買った人、ある人はポケモンDP、ドラクエIX… 

そういった彼らはどこに行ったのか? 任天堂が魅力的なタイトルを作れなくなったわけでも、ハードスペックが低いとかからではないです。単純にスマホに引っ越したからです。

 

 

それを任天堂は知っていますし、引き戻す攻撃を仕掛けています。

その魁としてマリオランではわざわざ戦地に赴き迫撃砲を放ったわけです。

しかし、1200円という価格帯はもう彼らにとって高い値段であり、肝心のゲームもよくあるゲームがマリオになっただけのように見えてしまうのです。

引き合いに出すのは変かも知れませんが、GTAのアプリ版は作品によりますが500円で買えてしまいます。実にスマホユーザーも手が出しやすく、内容もPS2で遊べた全てが遊べるわけですから安心感とボリュームがあります。

この意味を掴めていない任天堂は新作を高値で販売してしまったのかも知れません。

とはいえ、逃げ腰に移植でスマホ業界に初陣するより独自操作に合った新作い用意するのは任天堂らしくて好きですがね。

 

 

 

未練がましく生きるな任天堂よ
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前の記事でも言いましたが、今の任天堂は元カノが頭から離れないナヨナヨした男のようです。ライトユーザーをゲーム機に復活させる術はほぼないに等しいです。

もし、それだけのことが出来る人間があの会社にいるのならば、既にその人はWIIUの頃に手を打ち、何かしらを起こしているでしょう。

 

パソコンが一般的でない頃にでたゲーム機が、パソコンが普及したwindows98の頃でも生きていました。

なぜか?

パソコンのゲーム市場は小さく、できてもプレイステーションのようなゲームができるパソコンは少ないからです。次第に距離は追いつき抜かれても携帯ゲーム機や価格帯では負けていないから今もゲーム機は生きています。

 

しかしスマホはどうでしょう。スペックこそゲーム機には劣るものの安く(ipodtouch)、軽く、持ち歩けるし、色んなことが出来ます。

Youtubeなんてお金を一切払わなくても暇な時間を潰せます。

任天堂のゲーム機、そして携帯ゲーム機で遊んでいたユーザーのほとんどはスマホに移りました。スマホは時代を映す一つの鏡です。

たまごっちからポケモン、ポケモンからモンハン、モンハンからモンストに変わってるだけです。

時代を受け入れてください。そして新しい売り方をしてください。と言わざるを得ません。

 

SONYはVita発売当初(子供はPSP,Vitaは大人向け)と謳っていましたが、今では小学生に支えられるハードとなっています。CMも子供登場率が高く、まるでそんな発言しなかったのように今日も売られています。

さらに、3G回線をドコモを使い携帯機に組み込んだわけですが、先日販売終了しました。

これで発売当初の3Gと有機ELという2つのウリを自ら消したわけです。

 

 

この一貫性のなさを任天堂にも持ってほしい。

 

SONY「スマホじゃ物足りない大人達へのゲーム機さ.*・゚ 」

世間大人「ふーん…ゲームする時間ないし知ってるタイトルもないや」

SONY「えぇ…折角3G回線とか繋いだのに…」

小学生「マイクラあるじゃん!!」

女「乙ゲー多いやん!!」

SONY「え…? 買うの…? じ、じゃあ安くしよっ」

SONY「あれ? 3G要らないなこの人達、液晶も別に普通のでいいや」

 

というマーケティングを任天堂はしてるんでしょうか?

価格帯や発表された情報、この動画を見て私は、形や値段設計こそWIIUから変わったものの根本的な球を撃つ方向が同じのような気がしてなりません。

 

リビングを30年以上彩ってきたからこその意地があるのかもしれませんが、スマホで生きるのか、SONYやMicrosoftとPCゲーとのスペック競走で生きるのか、全く知らない新しい場所を見つけて生きるのか。

 

 

 

 

 

今、任天堂は過去最大の岐路に立たされているのかも知れません。

 

ゼルダの伝説最新作 vs Horizon Zero Dawnの一騎打ちにおいての和と洋の圧倒的な差

 

www.youtube.com

二月になりまして、寒さもピークを迎えたわけですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 

こたつに籠ってゲームをたしなむ人や、映画を借りてきて夜には寝落ちした…外が寒い分家の中でのエンターテイメントが過熱するこの時期でもあります。

そして来月待望のゼルダの伝説新作が発売されます。私としてはWiiU発表時から待たされたので、実に発売前から生産終了後まで待ったことになります。

 

ですが私の中にもう怒りはありません。過去にはいい加減にしろとも言いましたが、任天堂もこの苦しい経営状態…最高のゼルダをよりクオリティアップ、より多くの人に遊んでもらおうと延期したわけです。納得の出来になっていると動画からは感じられました。

 

そんな中SONYの陣営からも、挑戦者が現れます。発表時から注目を集めた新規IP「Horizon」です。ゾイドを彷彿とさせる機械生物にヒマラヤの狩人のような人間が戦う斬新な世界観と高いゲーム性に目を奪われた人も多いのではないでしょうか?

 

私もその一人です

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ゲームは動画の通りオープンワールドです。グラフィックスはあのPS4ローンチも手掛けたキルゾーンの開発会社なのでご覧のとおりフォトリアルです。

動画内ではワクワクするようないくつかの要素がちりばめられており、それらはまさに言うなれば「良作のメリットを踏襲し、新規作として遜色のないものに昇華させた」ともいえるでしょう。

見ると、完成されつつある高低差のあるオープンワールド(SKYRIM),リアルタイムな会話の選択(Witcher),爽快感のある動きとモーション(ダークソウルorモンハン)などなど()内は代表例ですが、なんだか私はその作品を連想してしまいました。

 

近年の作品のいい部分を上手に切り出し、自分たちの力にしているのがワクワクの原因なのかもしれませんね。決してパクリというわけではなくきちんとそれらをうまく組み合わせ、独自のゲームデザインに融合させているのがまた良し…ということです。

狩りをしている感覚というものが私は一番感じられました。いままでのゲームよりもはるかに緊張感が動画からも感じられました。

ストーリーやほかの要素はまだわからないですが、大きな街もあるようでマップも程よい広さといった感じ…グラフィックのバタ臭さは多少あるものの三人称でなじみ易い操作感のようで広告の仕方によっては日本でも十万は堅いタイトルといえます。

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一方ゼルダの伝説の方は、これもまたHorizonと近い要素が多いのです。偶然にもほどがあるほど似ています。

いままでの緑の服を着る剣士のイメージから離れ、今作サバイバル性の高いゲームに仕上がっています。とはいえ初のHD向け完全新規タイトルということもあり、馬から飛び降りながら弓を射たり、広い世界をロードなしで上り下りなどなどワクワクする要素はすごく詰まっています。こちらもオープンワールド(製作者曰くオープンエアーとのこと)で任天堂にしてはかなりの挑戦したタイトルとなっています。

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時間、天候の変で美しく広い世界は姿を変えていく

 

こちらも言わずもがなストーリー詳細はわかりませんが、定番のガノンドロフさんが登場する予定で、多くの村や町が存在する模様。ただ表立ったハイラル城などのロケーションは今のところ目撃されていません。

 

 

いい意味で酷似する二つのゲーム

 動画を見れば共通点も多く、私の中では注目の2作です。

どちらもによるアクションが似通っており、爆発する弓や機械仕掛けの武器なども登場、馬(乗り物)からの戦闘や、もののけ姫のような雰囲気とオープンワールドという点などとても近いような感じです。また良作とも延期仲間とも言えるでしょう(笑)

 

これらはゲハ的な陣営の話ならSONYと任天堂、開発的な面で言えば海外と国内、新規IPと既存IPと比較する場所は多様にあります。

 

 そこから見えるのは和ゲーと洋ゲーの圧倒的な方向性の違いです。

 

HORIZONの場合、緻密なグラフィックと高いアクション性、リアルタイムに拘った印象を受けます。

ゼルダはアニメのような優しいグラフィックに、単純なのにドラマティックな戦闘、分かりやすいUIなどゲームチックな部分を受けます。

 

HORIZONは白色で目立たないUIと動画用なのかマップすら表示されていませんが、ゼルダは定番のハートや様々な情報がマップに載っています。

前者は刻一刻と壊れる建物や会話のやりとりでの選択肢などが見えるが、後者はいつもどおり大きな吹き出しに会話が表示され、ゲームらしさを残しています。

 

 

ここから私は和ゲーはとことんシネマティック&ゲームらしさを追求するのだな感じました。

映画にそれほど自由はありません。決められた結末に何度も訂正を繰り返した完璧な展開が進みます。和ゲーはまさにそれです。

国内でのタイトルをあげるならばメタルギアソリッドシリーズやペルソナ、二ノ国などが挙げられます。

これらはいずれも和ゲーらしさを残しつつ海外の要素を取り込み海外でも成功しています。逆に海外を意識したドラゴンズドグマやFF15は中途半端になってしまっているのは否めません。海外からも「和ゲーは和ゲーの良さがあり海外の真似事をするより和ゲーに専念した方が良い」という人もいました。

 

ゲームらしさというのは簡単にいえば、シネマティックとは対照的なのですが、単純にいえば没入感よりも操作性や情報量の多い画面のことを指します。成功例はあげるならダークソウルです。グラフィックこそ海外タイトルと肩を並べますが、圧倒的にゲームの本髄を追及したタイトルといえます。単純なゲームの楽しさを提示したともいえるでしょう。

 

 

それと比べ海外は物量と没入感とリアルタイムを謳います。物量とはグラフィックの話ではありません。国内もがんばれば龍6やバイオ7など健闘しています。

お金のかけ方が違うのでリッチなゲームになりやすく、それが故に海外スタジオは企業同士での物量アピールを展開しています。トレーラーなども技術面でこんなことをしただの、マップも早めに公開したり…どうだ!こんなに詰め込んだぜ!という物量の差を見せつけているように見えます。

 

没入感は先ほども言ったようにできる限りのUIを消すことです。FF15やMGS5はこれらを真似てかなり削りましたが、海外では多くのタイトルがキャラクターとその周りの風景だけで移動するシーンが多くみられます(SKYRIMやノーティー系など)没入感を高くするために「そこにいる感覚」を生んでいるんだと思います。ゲーム性よりエクスペリエンスを求めているのかもしれません。リアルタイムもこれに並びます、どこまでロードを感じないか?というのも海外ゲームの競争点の一つです。GTAやノーティーのゲームなどは長いロードが一度はじまると殆ど感じなくなっていますね。

 

 

よく和ゲーは死んだというひとも見かけますが、それはグラフィックで言ってるならば現在ではセガもカプコンもバンナムもスクエニもようやく十分なゲームエンジンを持っていますし、UE4もありますから、海外から見劣り点ということはありません。

物量で言うなればたしかにそうかもしれません。一つのタイトルに関わる人の量と技術力が違うのですから仕方ないのかもしれません。予算をかけられる余裕をかけられないのかもしれません。コナミを追放された小島さんは相当予算を引き上げて作ってましたが赤字になったという話は聞いてません。それくらいの強引さが必要なんでしょうね。

 

とはいえ国内は国内の良さがあります。海外のいい面を吸収し国内ゲーらしく仕上げてほしいものです。なんだが海外を追っているような気がしますが追っていると足元をすくわれます。ならば独自の和ゲーらしいゲームを築く方が明るい方向と私は思ってしまいます。

 

他方から取り込むのと、自分たちで創り出すことは前者の方が楽に見えて意外とイーブンじゃないかなって最近思います。(重要)

任天堂もスマホに流れた層を引き込もうと必死ですが、SONYがそんなことをせずとも成功したように、一つのものに囚われ足元をすくわれることになります。今の任天堂は振られた未練が残ったままの奴と同じです。周りを見ればもっといい人(ユーザー)はいるんです。

 

ゲーム市場は決して崩れることのない大きな市場です。今後どう魅せていくのかおそらくそれは海外中心の市場になるでしょうが、和ゲーには和ゲーらしさをいつまでも残してほしいです。

バイオハザード7が失ったもの与えたものとP.Tが生んだ昨今のホラーゲーム事情

 

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jp.automaton.am

 

メディアや2ちゃんまとめは盛り上げ上手だ。発売前に「神ゲー確定」と盛り上がるが必ずしもそれが売り上げに比例するとは限らないからだ。

 

バイオハザード7がいよいよ発売している。発売当日にYoutubeにクリア動画が流れる事態は個人的に好きではないが盛り上がっている証拠でもあるので何よりだ。

体験版は全世界で600万以上のダウンロードを記録しており、体験会での感想もおおむね好評、発売後の評判も6や5のようなふたを開けたら…ということは無さそうで「恐怖への回帰」はウソではないようだ。

 

だが売り上げを見てどうだろう、記事にもある通り、前作の初動を大きく下回っている。単純な考えだが、前作は確かに世代としても円熟期に入っており本体所有者が多いというのもあっただろう

だが世代交代してまもなく発売されたバイオハザード5などと比べても勢いに陰りがあるように思われる。

 

これはいったいどういうことだろう

 

 

 

バイオハザード7とは

バイオハザードシリーズは知らない人はいないというくらいのに気を博すシリーズだが、近年の印象としては悪いというのが正直なところ。

サバイバルホラーというジャンルを確立させた当シリーズだが、シリーズを重ねるごとに慣れたファンやキャラクターへの感情移入からか恐怖は薄れてしまった。

最初は1体でも手こずった主人公(クリスやレオン、ジルなど)とプレイヤーは次第に多くの敵を相手にするエリートになってしまった。4で大きなモデルチェンジを図ったのは、そういった理由もあるのだろう。

 

そのためか6では5の反省を生かす(具体的には恐怖といいつつ昼間ばかり、ゾンビいない…主人公無双状態)どころか、世界規模のバイオテロを複数主人公で紡ぐ壮大なストーリーになってしまい、ホラーとは別のシネマティックなものへ帰結させてしまった。

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そこで、このゾンビなんかよりよっぽど怖いお馴染みのキャラクターを一歩退陣させ、一般人に焦点を当てることにより、再びプレイヤーを恐怖の挑戦者へと回帰させたのだ。

 

売り上げが下がったのはハードの普及を考えないとなると単純にこういうことだと私は思う

 

☆怖いから

 

☆バイオじゃないから

 

 

 

怖いからという理由は褒め言葉でもあります。ただ怖いというのも罪作りなもので、ただもともとホラーゲームというのは微妙なポジションでわざわざ怖い思いをお金を払ってまでしたくないという人が多いのです。

零やSIRENなど国内でも多くのホラーゲームが昔はありましたが、発売頻度や本数が減っているのは簡単な理由です。開発費に見合った売り上げが見込めないからです。

 

ただでさえゲーム人口が減っているのに、そのなかで怖い思いをしたい人がどれだけいるか…と考えれば減るのも当然。

その点では本作は今まででおそらく一番といっていいほど怖いでしょう。Youtubeなどの動画で購入を検討しようとした友人があまりの怖さに購入を見送ろうとしています。

だからスタイリッシュなガンシューティングゲームだった前作は、恐怖の演出よりも爆発の演出のほうが磨きがかかっていたので、怖さも薄れバイオというネームバリューもあってか売れたと考えられます。

しかしながら人間怖いものにお金は払いたくないけど体験したい人は多いというのが無料体験のDL数が物語っています。P.Tも同様に多くのダウンロードがされていました。

 

 

二つ目の理由はAmazonでよく見かけるやつです。いわゆる古参およびアンチです。怖くないと怒るくせに、怖くすると三人称にしろと喘ぐワガママな子たちです。

ただ、それはある意味的を射ているのです。過去のキャラが登場しないといえばうそになりますが、公式が出している情報だけを見ていれば、過去作のキャラクターの影は薄いことでしょう。

店頭のPVなども、バイオハザードと謳っているものの彼らの姿はなく、燃え盛る不死身のジジイとゲテモノ料理を提供するキチガイババアで何が何だかわからなくなります。

事前情報なしにこれを見て「よし買おう」とはなりにくい気もします。クリスやレオンが二人同時に出てくる6のトレーラーのほうがファンの心をくすぐるかもしれません。

 

いわばメタルギアでいうMGS2のような感覚なのかもしれません。(同作は人気のスネークではなく雷電という新キャラの物語を中心としている為、批判の声があった)

 

 

ただバイオハザード7は新境地に立ち、マンネリ化を防ぎ、サバイバルホラーの根幹でもある恐怖を与えました。

その反面、6までついてきた人々を失っています。または6だけ買った人もいるかもしれないですが、愛想を尽かされてしまったのでしょう。7のために本体を購入する原動力にはならなかったようです。

売り上げだけが成功のすべてとは言えません。6は世界中から批判を浴び売り上げこそ好調だったものの、ブランドイメージにダメージを与えたことは完全にマイナスです。

 

 

サイレントヒルが死んだ今

 

 

P.Tの丸パクリと言ってはいけないという記事を書いた私としては

あきらかに影響を受けてはいるとは感じます。

 

なぜならP.Tをプレイした人は確実に既視感のようなものを覚えるからです。本作序盤は大きな屋敷の中をさまようわけですが、意識しているところが多いからです。その角を曲がる恐怖や狭い閉鎖的な廊下といい、恐怖のコツが似ています。

それでも回復アイテムの調合や銃を持たせることでバイオらしさを保とうとしていますが、気持ち悪い敵を出すのではなく、不死身の正体不明の殺人鬼(外見は人間)というのもなんだかサイレントヒルのようです。

バイオらしさとして気持ち悪い敵も出てきますが、狂った人間のような演出を見せつけるあたりは完全にサイレントヒルです。

 

だが、そのサイレントヒルは今やバイオの殺人鬼以上に狂ってしまった、コナミによってパチンコスロットへと姿を変えました。国内の数少ないホラーゲームシリーズがまた一つ姿を消したのです。バイオハザードはある意味、彼らから独特の恐怖を掬い取ったといってもいいでしょう。だって彼らはもうホラーゲームを出す気はないのだから。

どうせ出ないならSILENTHILLSのやりたかったことをバイオで表現してくれれば私は嬉しいです。

 

影響は受けていますが、執筆時と変わらずこれはバイオハザードだと唸らせる作品に仕上がっているので、丸パクリではないですね。

 

 

バイオハザード8が出るなら

 

 とても気が早いですが今作の手ごたえを見て決まるでしょう。四年周期に発売と考えると2021年か2020年後半です。いわば今作は平成で最後のナンバリングバイオハザードです(笑)

 

 このまま一人称なのかはたまた三人称なのか、前の記事でも言ってますが一人称にすると没入感や恐怖こそ上がりますが、操作キャラへの感情移入や入り込みやすさが下がります。

やはり国内では三人称のほうが馴染みやすく、魅力的なキャラクターを見せることができ良いですが、せっかく新たなベクトルで進むバイオがまた6の頃に戻るとは考えづらいです。

ただ旧来のファンはいったん6まで広げた風呂敷を包んでほしいという気持ちはあります。過去の登場人物の卒業式的な作品を作らないと、彼らは爺さんになってしまいます。(というか6がそれをしてくれると持ったら返って広げるという悲劇)

 ゲーム性を重視するのも大切ですが、彼らを追ってきたファンにも応えられる作品としてほしいです。

 

 

PSVRとの親和性はすごく高いです。

VRの生産ペースがもっと早ければ、広告塔としてSwitchと戦えるかもしれません…